職務経歴書を軽視してはいけない理由

多くの人はここで、

「生成AIを使えば、それっぽく書ける」
「経歴さえ並べれば何とかなる」

と考えがちです。

しかし、
それでは勝てない理由があります。

 

転職において重要なのは「差別化」です。

差別化には大きく分けて二つあります。

  • 経歴や実績そのもので差別化する
  • 書かれている内容で差別化する

前者は、正直ほとんどの人がコントロールできません。

過去の配属、環境、上司、会社の規模。
これらは今さら変えられないからです。

だからこそ、
後者――書かれている内容での差別化が重要になります。

 

企業が採用において本当に知りたいのは、
「この人は、次の環境でも活躍できるのか」という一点です。

つまり見られているのは、
成果の再現性です。

同じ数字を出せるかどうかではありません。
同じ状況で、同じ判断ができるか。
同じ構造の問題に、同じように向き合えるか。

企業はそこを見ています。

 

この再現性は、主に次の4つで判断されます。

  • 問題・課題をどう捉えたか
  • それに対してどうアプローチしたか
  • 実際にどんな行動を取ったか
  • その結果、何が起きたか

これらが一貫した流れとして語られているかどうか。
それが、職務経歴書における最重要ポイントです。

※ここでは各ポイントの書き方はあえて説明しません。
なぜなら、それ自体が「自分で設計すべき領域」だからです。

 

生成AIを使って職務経歴書を作ると、
多くの場合、この4点が削ぎ落とされます。

体験に根ざした判断や、
一見すると冗長に見える具体的な記述こそが、
再現性を示す情報だからです。

特に転職経験が少ない方ほど、
この構造を意識せずに書いてしまいがちです。

 

職務経歴書をここまで作り込むと、
面接での質問内容をある程度コントロールできます。

どんな質問が来ても、
すべて自分の体験に基づいて答えられる。

この状態になって、
初めて「受かる確率」が上がります。

 

書類選考が通らない理由は、
能力不足ではないことがほとんどです。

再現性が伝わる設計になっていない
それだけのケースも、非常に多いのです。